小学生で英検5級に合格!小1一発合格の英検対策と勉強法

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小学生(小1)の息子が英検5級に合格しました。このブログ記事では、勉強嫌いの小学生(特に低学年の子)の英検5級勉強法や、英検受験で注意する点について説明します。

対策として力を入れたのは、語句整序問題だけです。苦手な小学生が多い語順入れ替えですが、対策すれば点数を上げやすいですし、あいまいになっている文法理解(語順)について理解が進みます。やっておいて損はありません。

これから小学生の子供に英検5級を挑戦させたい方、どうやって進めればいいか迷っている方におすすめしたい英語多読のレッスンについても最後にご紹介しています。

他の級の英検勉強法はこちらで紹介しています

このブログ記事を書いた人
モモシロ

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

目次

勉強嫌いの小学生の英検5級勉強法

小学生の息子は上の子が英語をやっている環境に生まれて、英語教材もお姉ちゃんの取り組みを見ていたり、物心つかないときから短期のフィリピン親子留学に同行させたりしていました。

問題は「机に向ってのお勉強が大嫌い」なことです。上の子が英検にチャレンジしているため自分もやりたい!と言い出したものの、途中で嫌になって投げ出すんじゃないかという不安がありました。そのため、英検受検については慎重に進めました。

英検5級対策としては、遊びながらできる勉強法を選びできるだけ嫌にさせないように、最小限の対策をしました

取り組んだことは以下の3つです。

  • Switchの英検対策ソフト
  • オンライン英検模試(マジックキー)
  • カードを使った大問3対策

具体的に説明します。

小学生の英検5級対策に最適!Switchの英検対策ソフト

英検対策ソフト

我が家にはニンテンドースイッチがあり、スイッチ版の英検対策ソフトを購入して使っています。イマジニア社の「スマート英検対策」には旺文社の過去問やテキストが大量に収録されているんです。

ゲーム機を使って英検問題を解くだけでゲーム要素があるわけではないのですが、子供にとってはゲーム機だと勉強のハードルが下がるらしく、スイッチでだと嫌がらずにやってくれました。

子供のやる気を削がないことを優先し、毎日〇分やる!といったようなノルマは作らず、気が向いたときにスイッチやる?と声をかけるような形で好きなところを取り組んでもらいました。

Switchの英検対策ソフトについては以下で解説しています

オンライン英検模試で本番想定シミュレーション

英検の前に、マジックキーキッズアカデミーのオンライン模試(受講生は無料で受けられます)に参加させていただきました。

本番の試験同様、最初から最後まで過去問を解かせるのは、自宅では難しいと感じていたのでこれはとても助かりました。オンライン越しに他の子と一緒に問題を解くため、息子も途中で飽きることもさぼることもせず最後まで集中力を切らさず取り組めました。

モモシロ

我が息子にとっては奇跡です!

オンライン模試のために事前にマークシートの練習もすることができました。

オンライン模試の説明は以下の記事になります

小学生が苦手な語句整序問題はカードを使って対策

Switchの英検ソフトの正答率や、オンライン模試の自己採点の結果を見たところ、リーディングパートの大問3の並べ替え問題の正答率が非常に低いことがわかりました。

いちいち文法の説明をしながら説明することはしたくなかったので、カードを使って遊び感覚で単語を並べ替える勉強法を選びました。これで、子供は苦痛に感じることなく取り組んでくれました。

具体的な勉強法はこの後詳しく説明します。

小学生になってから英検5級に挑戦した理由

息子は5歳のときに英検ジュニアを自宅受験してゴールドを取得しました。

ただ、英検となると会場受験やマークシートなどの懸念事項がありました。そしてもし落ちてしまったり、少しでも英検のための勉強をさせると本人が途端に英語を嫌がってしまう可能性があったため、小学生になるまで受験は控えました。

モモシロ

お姉ちゃんとはタイプが違うので幼児のうちはやらせないほうがいいと判断しました。

小学生になっても息子の英検受けたい熱は下がらず、英検ソフトにある簡易的な模擬試験を受けさせてみたところ、合格ラインに到達していそうだったので挑戦させることにしました。

小学生の英検5級、難関は大問3

子供は耳がいいため、大人と比べてリスニングは比較的得意です。特に小さなころから英語に触れてきた子は、リスニングは対策しなくても点数が取れてしまったりしますよね。

うちの子もリスニングに関しては対策はしなくても良さそうでした。

問題はリーディングパートの大問3。日本文付き短文の語句整序問題(並べ替え問題)だけが恐ろしく点数が低かったのです。

モモシロ

実はこの大問3が苦手な子は多いそうです。

しかし、しっかり取り組むことで逆に点数を稼げるのではないかと思い、対策はこの大問3に絞って行うことにしました。

大問3:日本文付き短文の語句整序問題(並べ替え問題)とは

英検5級の大問3は、日本語の文章を見て、それに対応する英文を選択肢にある単語を入れ替えて作るという問題です。

具体的には次のような問題になります。

  • 日本語文:私は昨日トムとテニスをしました。
  • 単語:①tennis ②Tom ③with ④play
  • 英文:I ( 1番目 ) ( ) ( 3番目 ) ( ) yesterday.
  • 選択肢: 1.④-②、 2.③-②、 3.③-①、 4.④-③

日本語の訳に合う英語を作り、空欄のある英文に単語を当てはめ、そして指定された順番に入る単語の組み合わせを選択しから選ぶという、何段階もの手順を踏む必要があります。

これが子供にはちょっと複雑で混乱しやすかったりするんですね。我が子だけでなく、年齢の低い子が苦手とする問題です。

息子の大問3の正答率が低い理由は、選択肢の単語を入れ替えて文章を作ることに慣れていないこと、そして単純に英語の語順をちゃんと理解していないこと、この2つの理由が考えられました。

どちらも問題をたくさん解くことで、解き方や解法パターンが定着するのではないかと考えました。

語句整序問題の勉強法・教え方

そこで我が家では、以前読んだ以下の本で取り上げられている並べ替え問題の勉強法を思い出したんです。

詳細は第4章の「並べ替え問題はカード遊びで」で説明されています。カードを使って遊び感覚で取り組める勉強法です。

具体的には、空欄に入る単語がそれぞれ書かれたカードを用意するんです。そのカードを使って、子供が実際にカードを並べ替えて文章を完成させていくんです。

子供が頭の中で単語を並べ替えるのではなく、目の前にあるカードを並べ替えるのでわかりやすいですよね。そして紙に書いていく方法でもないので、小さな子でも気軽に取り組めます。

モモシロ

この方法は子供に合っていると思い、取り入れました。

カードを使った大問3の我が家での取り組み

でもこの勉強法にはちょっと問題がありました。事前にカードを用意するのが私のようなずぼらな親には大変なことです。

本には「名刺サイズのカード」を使うとあります。カードを用意してそこに単語を書き、終わったら保管しておいて他の文と混ぜて使うというのは、(正解の英文も管理しておかなくてはいけないので)かなり面倒だなと感じました。

モモシロ

ズボラですみません

そこで我が家は、もっと気軽に取り組める方法にアレンジしました。

  • カードを事前に準備する⇒問題を見ながらその場で単語を記入
  • 名刺サイズのカード⇒手元のコピー用紙を適当に切って使用
  • カードを束にして保管しておく⇒1回限りで捨ててしまう
  • 複数の例文のカードを混ぜる⇒やらない

最後の、複数の文章のカードを混ぜて、そこから何個も文を作るというやり方、日本語訳をいっさい解さないのでとてもいいと思ったのですが、管理が大変すぎるのでうちは諦めました。

できるご家庭はやったほうがいいですね。詳しくは本で確認してください。

スイッチを使った具体的な並べ替え問題の勉強法

さらに具体的に説明しますね。うちは、カード遊び用の並べ替え問題の題材文として、ニンテンドースイッチの「並べ替え問題」に出てくる文を使いました。

つまり、ニンテンドースイッチで問題を画面に表示しながら、紙で単語を並べ替える作業を行いました。

過去問や市販の問題集ですと並べ替え問題の問題数が限られています。そこから文章を集めるのは手間がかかりますが、英検ソフトだと「攻略ドリル」というメニューから並べ替え問題だけに絞れますし、5級で55問と問題数も多いんですね。

写真を見ていただいたほうがわかりやすいかもしれません。スイッチの画面はテレビ画面に表示させて子供と一緒に私も確認します。

英検5級語順入れ替えの対策

画面に問題が表示されるたびに、そばで私がコピー用紙に単語を紙に書き留めます(その際単語の番号も一緒に書きます)。そしてその単語をハサミで切り取り、それを息子が卓上で並べ替えます。

1文が完成したら、一緒に声に出して読み上げました。読んでみて何か変だなと思ったら順番が違うかもしれないので入れ替えてもう一度声に出して読み、確認しました。

そして、指定されている1番目と3番目の単語を実際に数えて選びだし、スイッチで解答します。これを一緒に繰り返しました。

モモシロ

お勉強感もなく、クイズっぽい感じで親子で楽しく取り組めました。息子が嫌がらず、むしろ積極的にやってくれました。

気分にムラがあるので、乗り気じゃないときは無理にやらせず、気が向いたときだけちょっとやってみようか?と声がけをして取り組みました。

スイッチを持っていないご家庭もあると思いますが、基本のやり方は同じです。問題集の並べ替え問題でも、自分で集めた英文でもいいです。1つの文の単語をバラバラに紙やカードに書き、それを子供に並べ替えてもらう作業ができればいいのでスイッチなしでもOKです。

小学生の英検5級おすすめ問題集

大問3以外の問題にも取り組みたいという方に、英検5級でおすすめの問題集を紹介します。以下のプリント問題です。

このプリント形式の問題集の何がいいかというと、1枚ずつ切り離して使えるようになっていることなんです。まさにプリント!表裏1枚を1日ずつ取り組んでいきます。

集中力の続かない小学生の子には、嫌にならないちょうどいい分量ですね。

モモシロ

このシリーズは上の子の英検4級挑戦のときに使いました。

5級版も上の子のために購入していたのですが、結局4級から受験したので使わずに家に置いてありました。うちでは、英文並べ替え問題だけをカードを使って解きました。

小学生が英検5級受験前にしておくべきこと

会場受験のための準備として、マークシートの記入について説明と練習をしました。今まで試験らしいものを受けたことがない上、マークシート自体初めてです。

  • 枠の中をしっかり塗りつぶす
  • できるだけはみ出さないように
  • 薄すぎてはいけない
  • 間違えた部分を直す場合は消しゴムでしっかり消す
  • 番号がずれていないか確認しながら塗りつぶす
  • わからないところも空欄にせずとりあえず塗りつぶす
モモシロ

人が採点するのではなく機械で読み込むから、正解していても正しく塗りつぶさないと点数がつかないことを理解してもらいました。

マークシートの用紙は英検公式サイトからダウンロードできます。準会場と本会場で様式が異なるので注意してください。詳しくは以下で説明しています。

そして会場での受験については、マジックキーのオンライン模試で実際の流れや時間感覚を掴んでもらいました。

時間配分については本人に任せました。オンライン模試では時間内に解き終わることができたので、あまり時間を気にさせず、落ち着いて解けば終わるだろうと考えました。

モモシロ

ただ終了予定時間だけはしっかり伝えました。

早めに解き終わったら見直すこと、あいまいな部分はもう一度じっくり確認するよう伝えました(そこまで期待はしてませんでしたが念のため)。

英検5級試験当日のハプニング

さて、試験当日です。近所の準会場で受験したので私が送迎をしました。小規模で幼児さんや小学校低学年の子もいたので、息子も落ち着いて取り組めたようです。

終了時間に迎えに行ったら、本人はできたと思う!と自信満々の様子でした。

ただちょっとしたハプニングもあったようです。

「リスニングを解いている途中でマークシートの番号がずれていることに気が付いた。」そうなんですね。それで、問題を解きながら消しゴムで消してずれているところからマークシートを塗りつぶしなおしたと言っていました。

一番心配していたのが番号がずれて解答してしまうことだったのですが、自分で気が付いてリカバリーできたようで安心&関心しました!

ちなみに、本人が問題用紙に解答をチェックしていなかったため、事前の自己採点はできませんでした。小さな子におすすめの準会場受験については以下で説明しています

小1英検5級合格!実際のスコア

なんとか初めての英検挑戦を終えた小学生の息子。結果は…無事合格することができました!リスニングは満点だったかもと言っていましたが1問間違えでした。

マークシートの塗りなおしもちゃんとできていたということですね!

そして見ていただきたいのが問題ごとの正誤表です。

なんと苦手としていた大問3の並べ替え問題が全問正解!これにはとても驚きましたが、明らかにカードを使った勉強法の成果ですね。

親としては並べ替え問題を攻略できたことがとても嬉しかったです。

小1英検5級受験の感想と今後の課題

息子は英検に合格することで自信がついたようです。小学生になるまで待って受験しましたが、結果的にはそれでよかったと思っています。

子供の性格を考え、今後小学生でどこまで目指すかは子供の様子を見て判断しようと思っています。

モモシロ

上の級を目指すことが本人のストレスにならないよう、今後も英語に触れさせていきたいです。

英検の力を付けるなら:小学生におすすめの英語多読レッスンマジックキー

息子がオンライン模擬試験を受けさせてもらったマジックキーキッズアカデミー。英検対策スクールではなく、英語多読をメインにしたレッスンをしてくれます。

英語多読を続けることでリーディングのみならず総合的な英語力が身につくため、英検との相性もいいんですね。受講生は英検を目指す子が多く、順調に合格者が出ています。

残念ながら息子はオンライン全般拒否のため受講できていないのですが、上の子が小4で英検準2級に合格しました。

これから英検5級、4級と受験してどんどん上を目指させたい方におすすめです。英語初心者の子はいきなり英語を読ませるのではなく、フォニックスから始められます。

オンライン面談と無料体験レッスンを実施していますので気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。

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マジックキーキッズアカデミーの体験記事はこちら

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