英検の準会場とは?本会場との違いは何?
英検準会場で受けたいけど個人でどうやって申し込むの?
英検の申し込みで本会場と準会場のどちらがいいか迷ったことはないでしょうか。準会場は本会場より料金が安くなり、受験会場が事前に分かるというメリットがあります。
このブログ記事では、英検準会場受験について説明し、準会場と本会場の違いや注意点についても詳しく解説します。
小学生の娘の英検合格体験記をまとめています。自宅での勉強や利用したサービスなど参考になさってください。
小1で英検5級合格!我が家の勉強法
小3で英検4級合格!我が家の勉強法
小3で英検3級合格!我が家の勉強法
小4で英検準2級合格!我が家の勉強法
数ヶ月で子供の英語が爆伸びした秘密
英検対策できるオンライン英会話
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
小学生が英検合格に必要な力をつけられる!英語多読レッスンこちら
英検準会場とは
英検を受験するには、個人で申し込む一般受験と、通っている学校や塾などの組織(団体)が生徒や塾生を受験させるために団体として申し込みを行って実施する団体受験の2種類があります。個人受験の場合は、英検の協会が用意した公開会場(本会場)、団体受験は本会場かその団体の教室などの会場(準会場)で実施されることが一般的でした。
それが、2020年度からは、一般受験生を受け入れてくれる会場であれば、外部の個人(外部生)でも準会場で受験できるようになったんです!そのため、個人で受験する場合も本会場か準会場から選択できるようになりました。
これを一般受験者受け入れ準会場での受験と言います。準会場で受験する一般受験者は 外部生と言います。
団体受験に外部生が入れてもらうイメージです。
また、1級・準1級の準会場受験はできません。
この記事では、準会場 = 一般受験者受け入れ準会場として説明します。
英検準会場とは?ざっくりまとめ
- 英検の団体受験で使われる会場のこと
- 会場によっては個人もで申し込める
- 試験日程・時間は異なるが難易度・合格率に違いはなし
- 本会場より受験料が安い
パソコンから受けられる新しい英検方式のS-CBTについては、以下で解説しています
英検準会場を個人で受けたい!準会場はどこで受けられる?
英検準会場は、学校や塾(公文、英語塾、英語学童)などの教育機関、そして企業などが自分たちのスペースを英検の会場として提供した場所です。一部の英検準会場は英検公式サイトで公開されています。
公式サイトでは、英検の申込み受付期間内のみ準会場の一覧が公表されます。ただし、期間外に見てもアクセスできませんのでご注意ください。最新の英検準会場情報ページは以下になります。
公式サイトに公開されていない機関もあります。口コミで教えてもらうか、各機関に問い合わせたりサイトで情報を見つける必要があります。
英検公式サイト以外で準会場となっている公文教室を探す方法は、この後説明しています。
準会場と本会場どちらがいい?違いを解説
英検の準会場と本会場では、申し込み方法や受験方法、成績表の受け取り方法などが異なります。
主な違いは、以下になります。
- 試験日程・時間
- 検定料
- 申し込み方法
- 受験票の郵送なし
- 問題用紙の回収
- 成績表の受け取り
- Web合否確認のパスワード設定
日程・時間の違い
本会場での受験は1日だけで全国で同時に開催されます。級ごとの試験開始時間も統一されています。これに対して準会場はA日程からF日程まであり、各準会場で1日だけ開催されます。試験開始時間も、本会場と同日程のF日程を除き、準会場で独自に設定されています。
バラバラの日程で開催されるので日程ごとに出題も異なります。難易度・合格率には差が出ないようになっています。受験者は期間中1回しか受験できません。
本会場・準会場の英検日程を見る
年に3回実施される従来型英検(紙媒体)の2024年度の日程は以下になります。
第1回 | 第2回 | 第3回 | |
申込み期間(本会場) *コンビニ・郵便局ATM支払い、 書店申込み除く | 3/15(金)~5/8(水) | 7/1(月)~9/9(月) | 11/1(金)~12/16(木) |
一次試験 (本会場) | 6/2(日) | 10/6(日) | 1/26(日) |
一次試験 (準会場) | A日程:5/24(金) B日程:5/25(土) C日程:5/26(日) D日程:5/31(金) E日程:6/1(土) F日程:6/2(日) | A日程:9/27(金) B日程:9/28(土) C日程:9/29(日) D日程:10/4(金) E日程:10/5(土) F日程:10/6(日) | A日程:1/17(金) B日程:1/18(土) C日程:1/19(日) D日程:1/24(金) E日程:1/25(土) F日程:1/26(日) |
二次試験 (本会場のみ) | A日程:7/7(日) B日程:7/14(日) | A日程:11/10(日) B日程:11/17(日) | A日程:3/2(日) B日程:3/9(日) |
検定料(受験料)の違い
準会場での受験は、本会場受験より検定料が安くなります。
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
本会場 | 12,500 | 10,500 | 9,100 | 8,500 | 6,900 | 4,700 | 4,100 |
準会場 | – | – | 6,900 | 6,100 | 5,000 | 2,900 | 2,500 |
S-CBT | – | 10,600 | 9,700 | 9,100 | 7,800 | – | – |
たとえば、3級は本会場の検定料が6,900円なのに対し、準会場だと5,000円と2,000円近く安くなるんですね。
準会場だと協会側の会場使用料や人件費、試験結果の個別郵送料などがかからないため料金が下がっています。受験者にとってはこの価格差は大きいですね。
申し込み方法の違い
本会場受験の申し込みの場合はネット申し込み、コンビニ申し込み、書店申し込みができますが、準会場受験の場合は希望する準会場の主催組織(団体)によって申し込み方法が異なります。
申し込み方法は団体によって異なります。直接出向いて手続きを行うか、教えてもらった団体コードを使用してWebから申し込みます。
受験票や成績表は郵送されない
本会場での受験の場合は、受験票が郵送で送られてきます。受験票で指定された受験会場を確認し、試験当日持参します。
一方、準会場の場合は受験票は届きません。当日会場で必要事項を記入することになっています(保護者が付き添って代理記入することはできます)。
受験票と同様に成績表も郵送されません。こちらも指定された期間内に団体に受け取りに行くか、別途郵送料を支払ってレターパックなどで送ってもらう必要があります。
準会場では問題用紙は回収される
本会場では問題用紙をその日に持ち帰ることができるのですが、準会場ではF日程以外の日程では問題用紙がいったん回収され、当日持ち帰ることはできません。問題は後日返却されるので取りに行きます。
Webの合否判定のパスワードを自分で設定する
英検の結果を一番早く知る方法はWebの合否結果確認です。本会場申し込みだと、ネット申し込みの場合は英検ナビのIDとパスワード、コンビニや書店申し込みだと郵送される個人確認票にIDとパスワードが記載されています。
準会場での受験の場合は、試験当日の受験票記入時に自分でパスワードを指定する必要があります。
子供だとちょっとハードルが高いですね。事前にパスワードを決めておくか、保護者付き添いのときに親が記入するといいですね。
子供が受験する場合の付き添いや注意事項はこちらで詳しく解説しています
小学生が英検合格に必要な力をつけられる!英語多読レッスンこちら
英検準会場で受験するメリット
このように、本会場受験と準会場受験にはさまざまな違いがあります。準会場で受験するメリットとデメリットについて説明します。
メリットはこちらです。
- 受験会場が自分で選べる
- 料金が安い
- 待ち時間が短い
- 独自の特典がある準会場もある
特に子供の受験だと、これらのメリットは時間面・精神面・経済面での負担が減るのでありがたいです。ひとつずつ説明します。
準会場だと受験会場が自分で選べる
本会場では、受験会場の希望地区を選ぶことはできますが、その中でどの会場が割り振られるかは受験票が届くまでわかりません。
前回の受験では不便な場所になってしまい移動が大変でした。距離が近くても利用できる交通機関によっては結構時間がかかってしまいます。
その点、準会場での受験では最初から会場の場所がわかっているため、家から行きやすいところを選んで申し込むことができます。
また、兄弟で受験する場合でも、本会場では必ず同じ会場になるとは限りません。もし別の会場になってしまった場合は送迎など大変ですから、そんな場合も準会場で受けたほうが楽ですね。
準会場のほうが受験料が安い
本会場との違いのところで説明済みですが、準会場を選ぶと検定料が安くなるのは大きなメリットですね。
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
本会場 | 12,500 | 10,500 | 9,100 | 8,500 | 6,900 | 4,700 | 4,100 |
準会場 | – | – | 6,900 | 6,100 | 5,000 | 2,900 | 2,500 |
S-CBT | – | 10,600 | 9,700 | 9,100 | 7,800 | – | – |
準会場のほうが待ち時間が短い
本会場は集合時間から実際に試験が始まるまでの時間が異様に長くて驚きました。試験開始を待っている間に子供の集中力が途切れてしまいそうです。本会場だと会場規模が大きく受験者数も多いため、運営上仕方ないのかもしれません。
準会場は多少違いはあるかと思いますが、不要な待ち時間が少なかったです。
子供が複数の準会場で受検しましたが、指定された時間に行き、回答用紙への入力後、割とすぐ試験開始となるところが多かったです。待ち時間や拘束時間が短いのは大変助かりました。
独自の特典がある準会場もある
レアケースだとは思いますが、子供が受検した準会場の塾には、受験生は外部生も含めて英検対策講座を無料で受けられるという独自の特典が付いていました!
これは完全に塾側のサービスですね。ありがたい!
無料ではなくても、生徒向けの英検対策講座を、外部生も参加可能なところもあります。また、ある準会場では、受験後に塾のチラシと一緒に文房具をくれたところもありました。
塾のチラシは割ともらってきます。
準会場での英検受験の注意点(外部生)
続いて、私が感じた外部生として準会場受験をする場合のデメリットについてもご説明します。
- 申し込みや成績表を受け取りに会場まで行く必要がある
- 団体成績表に成績が記載される
- 追加料金がかかる場合がある
- もしかしたらアウェー感…
申し込みや成績表の受け取りなど、受験以外にも何度か会場に足を運ぶ必要があります。ただし、必ずしも本人が出向く必要はないので、子供が受験する場合は親の代理申し込みも可能です。
団体によっては送料を負担すれば成績表や結果を郵送してくれるところもあります。
また、団体受験の場合は、団体に渡される団体成績表に受験者の成績が記載されることになっています。ここには外部から申し込んだ一般受験者の成績も含まれます。成績表も担当者は見れるので、渡されるときに「1年生なのにすごいですねえ」と言われたこともあります。これが気になる場合は準会場での受験は避けた方がいいですね。
そして今まで複数の準会場に申し込みをしましたが、1か所だけ外部生は事務手数料が追加でかかると言われたところがありました。数百円程度でしたがこのような組織もあるので、その点は注意が必要です。
準会場の規模はさまざまです。10名以上から団体受験が可能なので、規模の小さい塾などですと気心しれた塾の生徒さん同志がメインで試験監督者も塾の先生など、ちょっと疎外感を感じる場合があるかもしれません。
だたそれも試験が始まる前までのことなのであまり気にする必要はありません。逆に子供向けの塾など年齢が近い受験者が多そうなところを狙って申し込むのもありですよね。
英検準会場の個人での申し込み方法
準会場を個人で申し込む方法と注意事項を説明します。
外部生として英検準会場を申し込む方法は以下になります。
まずは、日本英語検定協会のサイトで準会場受験についての案内PDFを確認します。
準会場と言っても日程や実施する級はバラバラです。まずは最寄りに準会場があるかを上記サイトで確認します。英検サイトへの掲載をしていない団体もあります。SNSなどで探してみてください。
公文会場を探す方法を今すぐ読む場合はこちらから
受付開始日、問い合わせ可能曜日・時間帯、問い合わせ方法(メール・電話など)は会場によって異なります。
ホームページ情報がある場合は詳細が掲載されているので先に確認した上で、指定の方法で問い合わせます。
申し込み手続きは会場に出向く必要があるところがほとんどです。受験案内にある申込書に記入の上持参します。
検定料の支払い方法は団体ごとに異なるため、指定の方法で支払います。
持ち物などは本試験受験と同じですが、受験票だけは当日会場で記入することになります。
申し込み際に渡された本人確認票の持参が必要です。F日程以外は問題用紙が回収されます。
指定された期間に回収された問題用紙を受け取りに行きます。
試験当日に自分で入力したパスワードを使用して合否結果を確認できます。
準会場受験では基本的に成績表は手渡しで受け取ります。一次試験に合格した場合は二次試験の受験票も受け取ります。指定の期間内に取りに行ってください。
2次試験は本会場のみとなりましたので、1次試験が準会場でも2次試験は全員本会場で受験します。二次試験ではパスワードの入力はありません。二次試験の受験票に印刷されています。
1次試験のときと同じです。二次試験の受験票に印刷されているIDとパスワードを入力します。
2次試験は本会場でも結果は準会場に受け取りに行きます。
英検準会場を申し込む場合の注意事項
申し込みに当たっていくつか注意事項があります。
- 申し込めるのは受け入れをしている準会場のみ
- 対象は2級~5級のみ
- 2次試験は別会場
- 満席になり次第締め切られる
一般受験者はすべての団体受験の準会場に申し込みできるわけではありません。受け入れ可能な準会場を日本英語検定協会のサイトで確認してください。
準会場で受験できるのは2~5級のみです。また、会場によって対応している級が異なります。
2024年度から1次試験は準会場でも、2次試験は一律本会場となりました。2次試験の会場は1次試験の解答用紙に希望の地区コードを入力します。具体的な会場は指定できません。
また、準会場は席数に限りがあるため、あまり大きくない会場では満席になり次第締め切られます。準会場を希望する場合は早めに申し込んでください。
詳細は会場によって異なりますので、ここに書いた情報とは異なる場合があります。必ず確認してください。
裏技:英検準会場となっている公文教室を探す方法
公文教室は全国各地にあるので、近所に準会場となっている教室があると助かりますよね。英検公式サイトの一覧で公表されいてる公文教室もありますが、すべて掲載されているかどうかは不明です。それ以外に準会場となっている教室の目星をつける方法があります。
Google検索をする際、「site:www.kumon.ne.jp 英検 準会場」と打つと、公文の公式サイト内で英検準会場についての記載があるページがヒットします。
教室のページですと、その教室が準会場となっている可能性が高いです。
ただし、この方法では全国の教室がヒットしてしまいます。地域を絞り込んで検索するには、「site:www.kumon.ne.jp 英検 準会場 江戸川区」といったようにお住まいの地域名を市区町村単位で追加してみてください。
もし、英検公式サイトに記載がない場合は、実際に準会場となっているか、外部性も受け付けているかどうかを各教室に問い合わせてみてください。
まとめ:英検準会場受験はおすすめ!違いや注意点を理解してうまく活用しよう
以上、英検準会場とは何かについて説明しました。準会場受験のメリットはお分かりいただけましたか。
英検準会場で受けたい(受けさせたい)!
改めて、準会場の情報はこちらになります。
準会場受験は確かに申し込みに手間はちょっとかかりますがそれを上回るメリットがありますよね。私も子供の初めての英検受験は深く考えずに本会場に申し込みましたが、2回目からは基本的に準会場を選んでいます。
申し込み方法や問い合わせ方法は団体によって異なりますのでしっかり確認して団体の通常業務に支障が出ることのないよう注意しましょう。
英検に必要な力は英語多読で
子供の英検で合否を分けるのは「読解力」です。大人と違ってリスニングは比較的得意な子が多いのですが、リーディングパートの長文読解で苦戦する子が多いようです。
英語の絵本を日常的に読むこと(英語多読)で読解力が付き、英検の難解な長文に対する苦手意識もなくなります。また、多読を続けることで文法力や語彙力もアップしますよ。
小3の子供はオンライン英会話の英語多読レッスンで英語がスラスラと読めるようになり、英検3級に合格しました。
よければ以下の記事を参考にしてみてくださいね。私の紹介で8回無料体験が受けられます。
英検の力をつけるオンライン英会話マジックキー
\ 無料体験レッスン2回がブログ特典で8回! /
その他の英検対策オンライン英会話をまとめています